バンダイ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーカブト ライダーフォーム
| メーカー | バンダイ | 
| シリーズ | S.H.Figuarts | 
| 全高 | 約150mm | 
| キャラクター | 仮面ライダーカブト ライダーフォーム | 
| 登場作品 | 仮面ライダーカブト | 
| 価格 | \5,250 | 
| 発売日 | 2014年3月29日 | 

		S.H.フィギュアーツの5年間の集大成として、フィギュアーツ初期アイテムの仮面ライダーカブトがリニューアルされました。
	


	


		骨格から造形を行う等、人体の自然なフォルムを追及しているだけあって、プロポーションは完璧といってもいいのではないでしょうか。
		中に人が入っていることを考慮した各部のバランスに加え、細かいディティールからは実物に近い印象を受けます。
	


		パッケージ
		いつものパッケージとは違い、ガンプラの箱と同じ構造の表面がマットな専用箱になっています。
	

		セット内容
	

		初の真骨頂製法による商品ということで、真骨頂製法の紹介リーフレット(画像右)が付属します。
		ただ、リーフレットには、フィギュアーツと真骨頂製法のコンセプトが書かれているだけで、目新しいものはありませんでした。
		画像左の黒い物はいつもの説明書を2つ折りにしたものです。
		こういった部分からもいつもとの違いを感じさせられます。
	


	


	


		各部アップ
	



		頭部は側面に分割線が入っている以外、劇中通りの造形です。
		Cアイも明るさが均一で、内部のモールドは劇中通りの楕円だったりと、実物をそのまま縮小したのではないかと思えるほどです。
	

		胸のアーマーはボールジョイントで可動し、内側に寄せたり、回転させたり、といったことができます。
	

		ただ、腕を前に付き出すことを想定して胸アーマーに可動を仕込んだのだと思いますが、恩恵は薄いです。
	


		腰は前後左右へと大きく可動。
		腹部のアーマーが画像左のように動くことでベルトとの干渉を防いでいます。
	

		肩アーマーはブレイドと同じく、上腕側面に接続されています。
	

		肩アーマーが上腕側面に付いていることで、腕を水平方向へ高く上げることができ、見た目のラインも崩れません。
	

		腕は上腕のロール可動とヒジの2重関節等、普段と変わらず。
		大きな変更点として、手首の接続がリストジョイントになっています。
		これのせいで可動軸が減り、武器を斜めに構えさせるといった細かいポージングができません。
	


		カブトゼクターは角が可動。
	

		リニューアルVer.の脚部の良い点は十分な可動範囲を確保しながらも、体のラインと関節の見た目に違和感が無いことです。
		旧ver.はヒザと足首の関節が剥き出しでしたが、リニューアルVer.は露出が最小限に抑えられています。
		股関節も同様で、引き出し式の関節は足を広げると足と腰がぶつ切りのように見えていました。
		それに対し、リニューアルVer.は龍騎、ブレイドと同じく、股関節が腰に埋まっている為、どんなに動かしても体のラインが崩れません。
		単純な可動範囲であれば、旧Ver.の方が広いので、ガシガシ遊ぶなら旧Ver.の方がいいかもしれませんね。
	

		つま先が可動したりと、関節のある位置は旧Ver.と変わりません。
	

		新旧比較
		全高は変わらず、全体的に太くなっているのがわかります。
	

		変化が分かりやすいように真っ二つにしてみました。
		頭部はホーンの大きさは変わらず、横幅が広くなっています。
		旧Ver.はCアイが外側になるにつれて暗くなっていることも頭を細く見せている原因だと思います。
		細部を見ると、ディティールが細かく、シャープになっているのがわかります。
		カブトゼクターは造形がさらに細かくなり、塗装も追加されています。
		プロポーション以外にも、ヒジ関節が目立たなくなっている等、玩具っぽさを減っていますね。
		唯一、塗装の光沢は旧版の方が優れています。
	

		横から見ると頭部の大きさ変更がわかりやすいです。
		ハイパーゼクター取り付け位置のディティールも変わっています。
	

		カブトクナイガン(ガンモード)
	

		持ち方を変えることでアックスモードとしても扱えますが、刃の大きさが少し寂しいです。
	

		カブトクナイガン(クナイモード)
	

		手首は画像のように専用のパーツで纏めるできます。
	

		手首は握り拳、平手、持ち手といった標準的なものに加え、カブトには欠かせない天を指す手首が付属します。
	

		微妙に指が曲がっているのですが、出来ればもう少し真っ直指を立ててほしかったなと。
		銃を持つ為の手首と勘違いしてしまいそうな造形です。
	
以下、適当にアクション

	

	

	

	

	

	

	

	

		カブトでした。
		真骨頂製法と銘打って発売しただけあってプロポーションは文句の付けようがありません。
		正に実物をそのまま縮小させたような印象を受けます。
		均整の取れたプロポーションと細かなディティールは写真で見ると全高150mmの玩具とは思えない程です。
		中でも、頭部の造形が素晴らしく、Cアイのモールドがスケール感を狂わせてくれます。
		可動はブレイドを踏襲した形で、ブレイドのときに不満だった首の可動も改善されていて良かったです。
		唯一、手首の可動だけは残念ですが、どういう意図があってリストジョイントにしたのか。
		武器を持たせるときに手首に角度を付けたり、徒手空拳のときも力強い仕草を出すために重宝していたのですが…。
		次回は響鬼ということで、平成初期フォームも残すはキバのみとなりました。
		きっとキバも真骨頂製法で発売されるでしょうし、今後のラインナップが気になります。
		古いアイテムがリニューアルされるのは予想できますが、サブライダーはどうなることやら、というかガタックのリニューアルお願いします。
		それと、響鬼素体が出来ることで、まだアーツ化されていない威吹鬼達も可能性が出てきましたが、これも真骨頂製法扱いになるのかどうか。
		出来の良いアイテムが発売されるのは嬉しいですが、毎回5000円強で発売されるのもなかなか手が出しづらいと思います。